活動報告・お知らせ

2021年11月29日

クリスマスに愛の贈りものを 学校農園プロジェクト in Kenya


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家庭の食事と学校給食...
2つの食料不足の解決を目指す学校農園

子どもたちが健やかに育つためには、体をつくるのに欠かせない栄養のある食事を十分に取れることが重要です。そのためには学校給食だけでなく、家できちんとご飯が食べられることもとても大切です。

 ハンガーゼロのパートナー団体であるFHケニアが活動しているメルー州ブウリ地区では、気候変動の影響で農業用水の確保が難しく、十分な収穫量が確保できないため、地区内の平均的な家庭の収入は月10ドルと非常に低くて、食料の確保と生計に深刻な影響を与えています。

 またケニアでは学校給食の食材を提供するのは保護者の責任ですが、食材を提供する余裕がない家庭の子どもは学校を休みがちです。そんな状態が長く続けば勉強についていけなくなり、やがて中途退学してしまって貧困が連鎖する恐れがあります。


学校農園プロジェクトとは
 これらの課題解決のためにFHケニアは、地域のリーダーや行政と協力して学校農園プロジェクトに取り組んでいます。学校農園プロジェクトとは、給食の持続可能な運営に悩んでいる学校が敷地内の土地を提供し、そこに保護者等のためのモデル農園を作る取り組みです。モデル農園では環境に配慮した保全農業を実際に行い、その方法と成果を目に見えるものとします。そして最小限の水で十分な収穫量を実現することができる、気候変動対応農法を学ぶ機会を保護者等に提供します。保護者等が研修や実地訓練で学んだことをそれぞれの畑で実践することで作物の収穫量が上がり、保全農業が普及することによって、住民が年間を通して食料を手に入れることができるようになることを期待しています。最終的にはブウリ地区全体の農業生産性が向上し、現在は危機的状況にある家庭も収入が安定することを目指しています。また同時に、すべての家庭が給食の食材を提供できるようになり、子どもたちが継続的に学校に通えるようになることを目標としています。

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地域住民に農法を伝授
 ハンガーゼロはFHケニアと共に昨年度、最初の取り組みとしてカイルニ小学校の学校農園の設立を支援してきました。今年度は、そこから得たノウハウと反省を活かして同じブウリ地区のマルルイ小学校とンチョロイボロ小学校に学校農園の取り組みを拡大します。

 マルルイ小学校はケニア山の森林に近く、近隣の農地に水を供給するための水源が利用できる立地で、モデル農園の設立に適しています。カイルニ小学校同様地域住民のほとんどがその日暮らしの農民で、気候変動の影響に対応していない従来型の農法を続けているので生産性は落ちるばかりです。学校にモデル農園ができれば、生徒の保護者をはじめとする地域住民は、気候変動に対応し生産性を上げられる農法を学ぶことができます。マルルイ小学校があるンツギ集落には、郡政府が公費でジャガイモの保存施設を建設していますので、質の良いジャガイモを生産すれば、その保存施設を利用することができ、収入安定へとつなげられる可能性があります。

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【写真:ンチョロイボロ小学校の児童たち】

 一方ンチョロイボロ小学校には、郡政府が整備してくれた太陽光発電を用いた汲み上げ井戸があり、こちらもモデル農園の設立に適しています。地域住民は農業で生計を立てており、学校の敷地内にモデル農園ができて気候変動に対応できる農法を学ぶことができるようになれば、生計の安定に大きな助けとなります。学校の近くには卸売り業者も買いに来るような大きな市場があるため、学校農園の事業が軌道に乗ってくれば、農園で収穫した農産物をある程度の規模で販売することも可能です。


学校給食プログラムの充実にも
 学校農園プロジェクトは、モデル農園で収穫される農作物を用いて両校の学校給食プログラムの充実を図ると共に、保護者等が環境に配慮した保全農業を学ぶ場としてモデル農園を活用することを目標としています。プロジェクトの受益者は、マルルイ小学校(写真㊨)とンチョロイボロ小学校の生徒と保護者約1,200人、ひいては両校があるンツギとンチョロイボロ両集落の住民約7,500人です。

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 今年度は、まだ初期段階にあるカイルニ小学校のモデル農園と並行しながら、マルルイ小学校とンチョロイボロ小学校のモデル農園プロジェクトを実施していきます。カイルニ小学校の時と同様、学校農園プロジェクトが自主的で持続可能な取り組みとなり、農園設立後もしっかりと維持管理していけるように、責任者となるリーダーたちの意識改革と組織形成を丁寧に行います。その後実際の農園作りに着手し、囲いの設置、水源から農園全体に水を引くためのパイプの設置、魚の養殖池の造成、苗床作り、果樹や樹木の植樹などの活動を行う予定です。また、気候変動対応保全農業を学ぶための研修や先行事例から学ぶための視察なども行われます。


● ケニアの学校農園プロジェクトへのご支援の例
1,000円で... 1 回、保護者1 人が気候変動に対応ができる農法を学ぶための研修に参加できます。
3,000円で... 1回、農業の専門家に来てもらい現場で指導を受けることができます。
10,000円で... 1ヵ月間、農園労働者を1人雇うことができます。農園労働者は、モデル農園で実際に気候変動対応保全農法を用いて農作物を作り、保護者等に見本を示すと共に農園を維持し、学校給食にも食材を提供するなど重要な役割を担います。学校農園プロジェクトが軌道に乗れば、そこでできた農作物を販売しその収益で農園労働者の雇用を維持する計画を立てています。

 今年度のクリスマスキャンペーンでは、ケニアの学校農園の取り組みと共に、西アフリカのシエラレオネとガンビアの若者たちの農業の取り組みを支援する予定で、目標募金額は800万円です。皆さんの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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募金目標800万円
① 郵便振替 00170-9-68590
一般財団法人日本国際飢餓対策機構「クリスマス募金」と明記
②WEBサイト「ハンガーゼロ」で検索し、クレジットカードを利用
※WEBサイトからの募金受付は12月からとなります

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2021年11月29日

Hunger Zero活動報告  2020-2021年度物資支援


FH= 国際飢餓対策機構

コロナの影響下でも無事届けられました

今年は新型コロナの影響を受けて、例年以上に物資支援の要請が多かったのですが、港の閉鎖などもあり輸送手段の確保がたいへん難しく、必要な物資を届けるのに非常に困難を伴いました。各国からの報告は以下の通りです。


グアテマラ共和国
【支援物資】 野菜スープミックス115万2,000食
 FHカナダ、FHグアテマラと協力し、野菜スープミックス115万2,000食分を飢餓に苦しむ人々に届けました。物資は2021年5月に到着し、FHグアテマラはそれまでの支援地であるキチェ集落の3つの村の学校給食に用いられる予定でした。

 FHグアテマラは、教育省ならびに保健省の方針に協力して学校給食のために野菜スープを提供し、危機的状況にある家庭の栄養状況の改善に寄与する働きをしていました。しかし新型コロナの影響による休校で、学校で出される軽食が唯一のまともな食事だった子どもたちは深刻な状況に立たされていました。そのため、学校で提供する予定だった家庭に配給することとし、2021年10月から各生徒の家庭に約2 週間分が配られています。

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【写真:スープミックス配給の日/生徒や母親たちが教師ともに】

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【写真:スープミックスで作ったタコス(学校給食)と調理する学生㊨】

ブルンジ共和国
【支援物資】 野菜スープミックス115万2,000食
 FHカナダ、FHブルンジと協力し、野菜スープミックス115万2,000食分を飢餓に苦しむ人々に届けました。物資は2021年5月17日に到着し、6月25日に通関手続きが完了しました。送られた物資はすべて、カヨンザ州カバロレ郡、ンゴジ州ムウォンバ郡、ルイギ州ギスル郡にあるFHブルンジの支援地で通関完了後5 日以内に配給されました。それぞれの支援地内で最も必要のある家庭が野菜スープミックスを受け取りましたが、他の食物と一緒に食されるため、1 ヵ月以上は食べ続けることができます。

 受益者の1人であるThomas Bagabo 氏は、「この野菜スープは、子どもたちが必要な栄養を摂るのにとても重要です。
キャッサバ、じゃがいも、さつまいも、バナナなどどんな食べ物にも合いますから、私たち大人もとてもおいしく頂いています。私たちは土地を持っていないので、必要な作物を自力で栽培することができずにいます。野菜スープミックスのご支援はとてもありがたいです」と語っていました。


シエラレオネ共和国
【支援物資】医薬品
 新型コロナの影響による輸送困難が続く中、FHカナダならびに現地パートナーであるマーシー&ホープ・インターナショナルと協力して、2021年もシエラレオネに医薬品を届けることができました。物資は予定通りに到着しましたが、通関には通常よりも時間がかかりました。主要支援先であるユナイテッド・メソジスト・チャーチ病院は、フリータウン市の北部に住む極貧状態にある人々に無償で医療サービスを提供しています。マーシー&ホープ・インターナショナルの代表が支援物資を渡しに行ったその日にも、治療費はないものの何とか助けを求めて病院に来ていた人たちが大勢待っており、病院スタッフは受け取った医薬品をその場で開けて治療に用いていました。


※支援金額は、前月のハンガーゼロニュース11月号(年次報告)をご覧ください。

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2021年11月29日

【世界食料デー沖縄大会開催】再び愛の輪広がる


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【写真:大会ソング「平和が生まれる」を披露する出演者(南部大会)】

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【写真:沖縄アンバサダーのSakiさんと伴奏する田村スタッフ】


2年ぶりの大会と関連イベントで盛り上がる
 昨年の食料デー沖縄大会は、コロナ禍のために6 大会が開催を断念しましたが、今年は感染対策をしたで、4ヵ所(南部・北部・中部・宮古)で対面とYouTube配信で大会を開催することができました。一部をご紹介すると、南部では金城暁子師(沖縄ゴスペルファミリーチャーチ)が沖縄大会のために「平和が生まれる」という曲を作ってくださいました。宮古では大会の前日にレオクラブ(ライオンズクラブのキッズクラブ)によるライブと、子どもたちの司会による、まるちくタクシー・宮古ライオンズクラブ・子ども親善大使からの募金贈呈式も行われました。
 久米島では、FMくめじまの番組の中で、スタジオと田村の携帯電話を繋いでのチャレンジとなりました。

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①中部大会でガッズトレジャー(ゴスペル)

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②宮古大会で演奏するレオクラブバンド

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③ティダっ子学園での募金贈呈式

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④挨拶をする江間隆北部推進委員(北部大会)


動画や講演等を通して、私たち一人一人に何ができるか考える時となり、コロナを通して普段あたりまえに思っていたことがあたりまえでないこと。しかしコロナ禍でもさまざな可能性があることも学びました。感染対策をしながらの開催でしたが、みんなのいきいきとした姿に集える喜びを実感しました。
(報告:沖縄事務所 太田)


YouTube 生配信で大会運営をお手伝い
オンライン活用の可能性に期待
 私は沖縄南部、北部、中部大会の生配信を担当させて頂きました。沖縄では10 月1 日に緊急事態宣言が解除されて、多くの方が会場に来てくださいました。
YouTube での生配信の方は、事前に配信QR コード付きの食料デー大会チラシが配布されたことで、初めての試みにもかかわらずどの大会も約10名弱の方々が視聴してくださいました。
 当日の配信は、各大会の音響や普段配信をしてくださっている方々のご協力のもと行いました。裏方の役割ですが、お越しになれない方に映像や音声で大会をお届けすることができます。
 共に飢餓貧困問題についての情報を共有し、自分に出来ることは何だろうかと考える機会にもなりました。今回はどの大会でもハンガーゼロ沖縄アンバサダーのシンガーソングライター・Saki さんが、歌で大会を盛り上げてくださいました。音楽を生で聴く感動や、その場に来られた方と感想を語り合う楽しみもありますが、どこにいても参加できる生配信にも多くの方々に参加していただきたいと思います。

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(報告:東京事務所・WEB チーム 鶴若)

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2021年11月29日

机と椅子をザンビアに寄贈


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 兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校(神戸市須磨区)が机と椅子300セットと教卓をアフリカ・ザンビアに寄贈して下さいました。10月30日㈯に部活動の高校生と先生方も加わり、コンテナトラックへの積み込みを行いました。加えて子ども用T シャツ3,712 枚と食器類、パン・アキモトの救缶鳥6,558缶も一緒に送られました。

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2021年11月05日

【キングダムビジネスより】大人気のフェアトレードチョコレート販売中‼


ハンガーゼロ協力企業のキングダムビジネスよりお知らせ
大人気のフェアトレードチョコレートはいかがでしょうか。
収益の一部はハンガーゼロ活動の支援金になります。


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① ラズベリー
② オレンジ
③ カラメルクリスプ
④ ヘーゼルナッツ
⑤ ミルク
⑥ ザクロ
⑦ レモンピール
⑧ ビター
⑨ カカオニブ


1つ380円
送料:4個まで180円
5個以上はチョコレート代金に別途送料加算
(レターパック370円又は宅配便料金700円~)でお届けします。
お申し込みの際ご希望の商品番号、数量をお知らせください。

年末につきお届け日の指定はできません。
販売期間限定商品ですので品切れの際はご容赦ください。
お支払い:後払い
お申し込みは:㈱キングダムビジネス
電話:06-6755-4877
FAX:06-6755-4888でも承ります。

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2021年10月02日

【2021年世界食料デー】開催スケジュール ・講演と現地報告など動画


ハンガーゼロは、「世界食料デー大会」の主催者や募金に協力してくださる方々用に、講演や現地報告等の動画を制作しました。動画は大会やオンラインで上映されるほか、10月1日からハンガーゼロYouTube チャンネルでも公開いたします。世界の貧困・飢餓問題や現地スタッフの報告を視聴していただき「あなたの1食募金運動」にご協力をお願いいたします。

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2021年10月02日

【コンゴ】プウェトでの成果が他地区にも波及


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写真:農業に取り組む人々の成果を現地で見聞きして喜ぶHOLCのジェロムスタッフ(中央、青シャツ)

報告:ジェロム・カセバHOLC 代表

2021年6月8日~7月10日にかけてHOLC 支援地のプウェト、カレミ、ルブンバシ、キンシャサを訪問しました。コンゴ民主共和国においても新型コロナは猛威を振るっており、様々な制限があって訪問は容易ではありませんでしたが、HOLC(ハンズ・オブ・ラブ・コンゴ)のスタッフも地元のパートナーも共に守られて訪問を終えることができました。リーダーのパメラと支援地の人々は家族を支えるために懸命に働いています。

続きはハンガーゼロサイトから

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2021年10月02日

【募金箱】大切なお知らせ


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これまでの赤と青の募金箱に代えて、手数料の注意書きを入れた新しい募金箱を限定で用意しました。

 各金融機関では硬貨の預入手数料が設定され、2022年からはゆうちょ銀行でも手数料が必要となります。ゆうちょ窓口では50枚を超えれば550円、ATM では1 枚でも110円必要になります(枚数が増えるほど手数料は高くなる)。

 例えば1 円硬貨500枚をゆうちょ窓口で預け入れる場合、手数料は825円にもなります。

 皆様からの大切な募金を有効に用いさせていただくため、ハンガーゼロ募金箱・アクリル製募金箱等、硬貨を伴う募金につきましてはお振込みいただくか、紙幣に換金の上お届け下さるようご協力をお願い致します。

 硬貨募金は可能な限り今年中にお届け下さい。

なお硬貨募金の受付は2022年中に終了することも検討中です。
※ご質問は大阪事務所まで。

皆様の日頃のご支援・ご協力を感謝申し上げます。

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2021年08月03日

【受付終了】エチオピア緊急援助募金


内戦により国内避難民となった
エチオピア・ティグレ州の人々を助ける「緊急援助募金」は、
6月末で受付を終了しました。

皆さまの応援を感謝いたします。
現地の活動は、ハンガーゼロニュースNo.374の9月号以降にご報告させていただきます。
ありがとうございました。

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2021年08月03日

9月1日は「防災の日」


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備蓄食なら救缶鳥(パン)を
 地震や台風など緊急時にあれば安心の備蓄食。ふたを開けると出来たてのような柔らかいパンが食べられます。既に救缶鳥(きゅうかんちょう)を備蓄されている方は、賞味期限をご確認ください。備蓄を検討中の方は是非お勧めします。

詳しくはハンガーゼロサイトから

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