人間は、食べものを食べることで動く力が出たり、食べものに含まれる栄養やビタミンで、身体の組織ができたりします。
その食べものが足りないために、最低必要なエネルギーや栄養をとることができない状態が長く続くことを、「飢餓」と言います。
世界には、干ばつなどで何ヶ月も食べるものがまったく手に入らない飢饉と呼ばれる場合や、毎年収穫前になると蓄えていた食糧がなくなるので、次の収穫まで食べものがない人々も大勢います。
どの場合も栄養不足で身体が弱ってくると、下痢をしたり風邪をひいたりしただけで死んでしまうこともあるのです。それだけじゃありません。必要な食べものを食べられず、脳に障害が残ったり、目が見えなくなったりしてしまう子どももいるのです。